コミュニケーションが大事だって、誰もが判っていますね。
あちこちで言われてるし、そういう書籍もいっぱい出ています。
コミュニケーションといっても、その定義というのか、いろいろあるでしょ?
相手の話をちゃんと聞けるのか?とか、
そもそも他人の話をちゃんと受け取れているのかとか、
あとは、自分ばかりが喋ってないかとか、相手から話を奪ってないかとか、
ちゃんとキャッチボールが出来ているのかとか。。
会話術って見方もあるけど、心理的な強さみたいなものも必要です。
例えば、承認欲求をどれだけ抑えらるか?・・みたいな。
我慢できない人は、相手の話なんて半分も聞いちゃいない。
いつかいつかと、自分の話を切り出すタイミングばかりを計ってます。
我慢できないんですね。
相手から話題を奪う人。
奪ったら、二度と離さない。
永遠と喋り続ける。
自分の事しか考えてない。
正確に言えば、自分の事しか考えられない。
そういう人が、会話術をどれだけ身に付けてもね。。
コミュニケーション能力云々以前の問題ですよ。
相手との会話の中で、ちゃんと相手の話を聞かなきゃいけないし、理解できなきゃいけないし、
そんなことやってる最中にも、我慢しなきゃならない。
いろんな人とお話していると、機関銃のようにずっと話している人がいます。
1時間以上、ぶっぱなし続けるんですよ。
弾切れしないんですね。
心理カウンセリングを受けてるなら
気が済むまでお話くださいって感じだけど、
友だち同士での会話でも、自分の気が済むまで延々と話し続ける・・
そもそも何のために、お友達をおしゃべりするんでしょうね?
自分の考えを知ってもらいたいとか、本当はこうなんだとか。
理解してもらえているのか不安だから、
その不安が解消されるまで、ずっとずっと機関銃ぶっぱなし続けるんですよ。
これでもかぁって。
メンタルに問題を抱えている場合は多いですね。
それと、
単なる癖・・っていうこともあります。
癖だから、練習すれば治ります。
基本的なことですけど、
コミュニケーションはキャットボールなんだと、ちゃんと意識することですね。
理解してもらいたいから、とにかく自分の言いたいことを全部話す。
相手に全部聞いてもらった上で、今度は相手の話を団子で受け取る・・
それだとキャッチボールになってませんよね。
自分がボールを投げる、相手からボールを受け取る・・を短いスパンで繰り返すんです。
その連続する一回一回のやり取りの中で、
徐々に自分を理解してもらえばいいし、相手のことも理解すればいい。
徐々にでいいんです。
そうすると一回一回、軌道修正しながら会話が進むってこと。
ちょっと違和感があったら、すぐに確かめられますよね。
それってどうゆうことですか?って。
相手に質問された時には、先ずはその問いに答えること。
すぐに答えないで、その答えに至る理由だとか背景だとか、
ずっと昔の体験談とか、自分の世界観とか、
そんな遠回りしてたら、聞いてる方が嫌になっちゃいますからね。
先ずは、相手の問いに答えてあげる。
答えが見つからないのなら、判らないんだと答えてあげる。
その後に、なぜぞの答えに至ったのか理由を話せばいい。
もちろん、その前に相手の反応を見るんです。
自分の答えに対する相手の反応を見る。
その反応に対して、あなたはどうするのか?・・っていうのがキャッチボールですよね。
・・っでね、、
こんな話は誰でもしてるんだけど、僕にそれ以上を求めますよね?(笑)
短いスパンでキャッチボールって言ってもね、
結局は相手がいるんですよ。
相手と、それと状況によって違います。
だから、コミュニケーションの正解はこれ!というものはありません。
プライベートでお友達同士での会話の場合と、カウンセラーとしてクライアントさんと会話している場合とでは当然違うし、
それと、、相手のキャパによっても違います。
短いスパンでのキャッチボールばかりをしていると、そういうコミュニケーションの取り方しかできなくなっちゃいます。
だって、実際に延々と話し続ける人がいるんだから、
そういう人とお話しなきゃいけない時もあるでしょ?
あなたが心理カウンセラーを目指すなら尚更です。
そんな人は普通にいますからね。
コミュニケーションの仕方を注意できる相手とできない相手がいますよね。
いつでも誰とでも自分の都合通りにはいきませんから。
結局、、
相手を優先することが大事だってことです。
あなたが相手の話を受け取れるかどうか?・・なんですよ。
あなたが言いたいことを大きな団子にしてから投げるのは、相手に対して思いやりが欠けてます。
だけど、相手が大きな団子を作って投げてきたボールを、あなたはちゃんと受け止めてあげなきゃいけない。
どんな大きな団子であろうと、とんでもない方向に投げつけられても、
そのボールをしっかり受け取れるスキルはあった方がいいですよね。
そういうスキル、あった方がいいに決まってます。
短いスパンでのキャッチボールばかりしていても、
そういうスキルがつかないって解りますか?
その時の会話もそうだけど、その人が今までにした発言やらの全体を見て、聞いて、判断する・・というか推察する。
もしかしたら、まだ見えてない何かがあるかもしれないからね。
そういう意識がないと、そういうスキルがないと、
心理カウンセラーとして自分のクライアントさんを救えないですよ。
判断する・・というより推察する。
あくまでも推察ですから、決めつけちゃいけない。
もしかしたら、まだ見えていない何かがあるかもしれないから。
カウンセリングに限らず、何でもそうだと思います。
自分が山の頂きに登った訳じゃないので、全体の景色は見えません。
なのに、それが正解だなんて他人に押し付けちゃいけませんよね。
5合目にいる人が、麓の人に教えられることは、正解ではないんですよ。
あくまでも、自分が今いる5合目の景色を伝えられるだけです。
自分が登って来た道が、ああなってた、こうなってた、、
あそこは道幅が狭いからとか、あそこに熊がいたから気を付けた方がいいとか。
教えられる情報は、枝葉の部分です。
だから、僕がここで偉そうにああだこうだ言ってるけど、
僕の話がすべて正解ではありません。
僕は一貫してそういうことを言ってるつもりだけどね。
先生の言うことが100%正しいとは限らない。
自分で考える余地を残して学ぶんです。
でもね、、これを誤解しちゃう人がけっこういてね、
先生が正しいとは限らない。
だから、私の信じる道を進みます!・・
あのね、、僕はそんなこと一言も言ってないんだけど。
麓にいる今のあなたの考えてることが正解である可能性・・そんなものは限りなく低いんですよ。
麓の景色だけを頼りに、それを信じて私は進みます!って言ってるのと同じですから。
とにかく頂き目指して登れ!・・ってこと。
登り続けてると、だんだん景色も変わってくるから、考えも変わってくるのは当然で、
だからと言って、その考えっていうのは、
その時に自分から見える景色で判断したものに過ぎません。
決めつけるのは、まだ早いかもよって話。
かなり遠くまで来てしまったねぇ。(笑)
話を戻しますよ。
・・っていうか、元の場所に戻れるかな?
コミュニケーションの話ですね。
そう、、話が逸れたと言っても、ぜんぜん関係ない話をしてたわけじゃないですよ。
何かを解ってほしいから、あえて遠くのいろんな景色を見せてるんです。
そういう話をしてましたよね、そもそも。
そういう話をあなたが府に落とせるように、同じような話で例えたんです。
僕の今している話ですが、、
僕があなたに解ってほしいという、ある意味僕の承認欲求がそんな話をさせています。
なんだかんだ、僕は承認欲求はかなり強い方ですからね。
もちろん、承認欲求というものは誰でもあるし、それが強かろうが悪いことじゃありません。
承認されない時、自分がどういられるか?が問題で、
そこをちゃんとコントロールできない人は、精神的な問題がいろいろと出てくるでしょうね。
そういう人が機関銃をぶっ放すかのように喋り続けるんです。
自分の思いを大きな団子にして投げつけるんです。
あなたが心理カウンセラーなら、、それを目指すのならね、
そういうこと判っておいた方がいいと思います。
機関銃のようにしゃべり続ける人は、解ってもらいたいが強すぎて不安なんです。
あなたとの会話が楽しい・・と相手の方に思われるには、次の3つのことを意識してください。
1,機関銃のように話し続ける相手の話を、とにかく聞き続けて理解してあげる。
もちろん、そのスキルはあった方がいいですね。
2,短いスパンでのキャッチボールをあなたが心がけるのは、相手に対しての思いやりです。
3,あなたが話し続けるとしても、間を取って相手の反応を見ながら話す。
あなたが作った「間」に、相手が割り込んで来たら快く譲ってあげる。
間を取るのは、相手に割り込ませるチャンスを与えるということです。
その他にも、相槌をとるとか、相手の言ったことを繰り返すとか、
気持ちに寄り添ってあげるとか大切なことはありますけど、
「あなたのことをちゃんと解ってますよ」・・という気持ちが伝われば
お相手の承認欲求も満たされて、安心してあなたとの会話を楽しめるってことですね。