お客様の立場になって考えるだけでは足りない。

経験のないことは想像できない。

どんなに誹謗中傷を受けようと、それは勲章だと思っている例え話カウンセラーの根本です。(笑)

『世界観を知らないと読み手の心はつかめない』

よく、お客様の立場になって考えろ!・・なんて言われますよね。
でも、これでは不十分です。

あなたの頭の中で、どんなにお客さんのことを考えても、
あなたの想像の範囲を超えません。

ほとんどの人は、お客さんの世界観というものを自分勝手に想像しています。
お客さんは、きっとこんな風に考えているだろうと、勝手に決めつけています。

でも、あなたの知らない、お客さんの世界観があるということを先ずは知ってください。

だから、実際にお客さんと同じ環境に、自分の身を置く。
自分がお客さんになってみる。

そうすることで、今まで気がつかなかったことが見えてきます。

お客さんの世界観を知る・・ということについてお話します。

その商品を買おうと考えている人だからこそ、反応してしまう言葉があります。

僕はステレオマニアです。

高級ステレオ、音楽を聞く高級オーディオです。

高級ステレオを買おうか迷っている人・・彼らには彼らの世界観があります。
普通の人にはピンと来なくても、彼らにはゾクッとするキーワードが存在します。

例えば、こんな文章・・

「そのスピーカーから、会場に張り詰める緊張感さえ伝わってくる。」

「その弾ける音で、コンサートホールの天井高まで、容易に想像できる。」

「指揮者が楽譜をめくる時、右から左へと流れる空気感さえ忠実に再現する。」

今、手元にあるオーディオ雑誌に書かれているコピーです。

こんな文章は、普通の人が見てもピンときません。
でも、アドレナリンを出して読んでいる、そんな人もいるんです。

そんな世界があることを、先ずは知ってください。

誰でも反応する言葉ではありません。
その世界観を知らない人に、そんな言葉を投げかけても見向きもされません。

何故なら、そんな音を経験したことがないので、想像できないのです。
その世界に住む人だからこそ、ゾクッとする言葉です。

これは覚えておいてください。

『経験のないことは、想像できない。』

読み手の経験のないことを書いても、想像してもらえません。
だから、読み手の世界観を知る必要があるんです。

想像ではダメですよ。
実際にお客様の世界に飛び込んで体験するんです。